今週、佐賀市内の2つの中学校から職業体験に来られました。
病院の職業に興味がある中学生で看護師のコースとそれ以外のコメディカルのコースにそれぞれ興味がある方を選択されたようです。
コメディカルコースの中に臨床工学技士も今年は入れていただきました。
7名の中学生が来られました。
時間が少なかったので正直、職業体験ということよりも職業を紹介するような形にしました。
中学生でもわかりやすいようにほぼ写真のみのスライドを作り、いろんな話を交えながらお話しました。本当に目を輝かせながら話を聞いてくれたと思います。
また1つめの中学校は30分と短い時間でしたが、2つ目の中学校は1時間でしたのでスライドで話をしたあと、電気メスのコントロールペンシルを触ってもらったり人工呼吸器のトリガを実感してもらったり、また手術室を見てもらいました。
一通りお話し終えた後に、ではせっかくなので手術室を見学してみようか?というとまだあどけない顔の中学生の表情がびっくりしたのか、興味があったのか知りませんが、ざわざわとなりました。
普段は入れない環境ですのでいい経験になったと思います。
毎年、職業体験に来られているようですが今年は病院の庶務の方が気を利かしてくれて初めて臨床工学技士の枠を作ってくれたようです。いい機会を本当に与えてもらったなと思います。
また同じことを書きますが、まだあどけない顔の中学生でした。
ふと想像しました。
臨床工学技士の説明の時間が終わった後、昼食をとりにいったと思いますが、おそらくみんなお弁当を持参してきたと思います。
お弁当をおいしく食べている中学生の顔が浮かぶと同時にそれを一生懸命作ったお母さんの姿も浮かびました。
彼らをみると愛情一杯、大事に育てられていることが何となくわかりました。
お父さん、お母さんに今日あった出来事を今日話すのかな!?
お父さん、お母さんは自分の子供が目を輝かせながらその日にあった出来事をうれしそうに聞いています。
将来はこうなりたいと思ってるんだ。大人になった姿を想像しながら嬉しそうに話を聞いています。
本当に想像です。
はるかぜちゃんが書いた、いじめられている君へが話題をよんでいますが、すごく私も影響を受けました。
自分のこどもが産まれたときは実感があまりありませんでしたが、初めて笑ってくれたとき、初めて歩いた時、成長を感じるとすごくうれしく思えます。
たまにムカッときますが、すぐかわいく思えます。
親は子供の成長を楽しみにして生きています。見返りを求めない愛情はこういうものなんだと実感します。
手塩に育てた我が子がいじめられていると知ったときはどれほどショックでしょうか。
このブログでいろいろ伝えることは難しいですが、未来がある少年、少女を我々大人は守る義務があると思います。
こういった社会問題に対してできることは何もないかもしれない。でも、できることがあるのであれば、何かやれたらと思います。
少年、少女に夢は臨床工学技士です!と言ってもらうこと。自分の将来を、目指すものを作ってあげること、夢をもってもらうこと。
これは少しだけできそうな気がします。
まだあどけない中学生の顔をみて、そう感じました。
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