読売オンラインより
「PMDA」と 協定医学的な基準を
岐阜大と、医薬品や医療機器の許認可などを行う独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」は11日、医療機器の安全性を医学的に共同研究する協定を結んだ。PMDAは医薬品分野の安全性に関する共同研究で、岐阜薬科大学や横浜市立大学など7大学と協定を結んでいるが、医療機器の分野では今回が初めて。
協定は、同大とPMDAによる人員の相互交流を通して、一般的に安全が確保される医療機器の明確な基準作りや、国際的に活躍できる人材を育成するのが狙い。医療機器はこれまで企業が個別にサンプル調査などで安全性を検証したデータを基に、PMDAの許認可を得ていた。ただ、長期間かかるのが課題となっている。
医学的に根拠のある基準を作ることで、許認可までの期間を短縮できるほか、企業の医療機器開発のコスト削減も期待されるという。また、来年度はPMDAから同大学院に客員教員を派遣してもらい、学生に講義を行う。
調印式で、同大の森秀樹学長は「人材教育を通して、医療機器の開発に役立てたい」と述べ、PMDAの近藤達也理事長も「安全な医療機器づくりに貢献したい」と話していた。
(2012年1月12日 読売新聞)
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