全ての始まりは一冊の本からでした。
小学生の頃に何気に買ってもらったこの本「ルアーづり入門」に見覚えがある方も多いのではないでしょうか?もともと海まで徒歩5分の場所に家があり、幼い頃より遊びの一環として釣りを楽しんできましたが、この本の内容は衝撃的でした。餌ではないもので魚が釣れるという事実にカルチャーショックを受けたものです。
さて、この本を熟読した私は、小学生ながらに「ブラックバスを釣るぞ!」と意気込み、貯めていたお年玉を片手にルアーを買いに近所の釣具屋に行ってみるも、本に載っているルアーなんてどこにも置いてありません。仕方なしに親にポイント(釣具店)まで連れて行ってもらったのはいいのですが、そこには更なる衝撃が待ち受けていました。なんと、この本に紹介されているルアーがショーケースに飾られ、鍵がかけてあるではありませんか?値段を見ると更にビックリ!とても小学生が買うことのできる代物ではありませんでした。今になって思えばブラックバス自体Made in USAなので、当然ルアーもMade in USAのものが20年程前の主流でした。また、国外・国内の物も高級品が多く値段もそれ相応で1,000~3,000円位していたと思います。ダイワ等のルアーもありましたが、子供のおもちゃ程度のもので500円程度だった記憶があります。(DaiwaのBass Hunterというルアーは後に大活躍しますが…)
いくら小学生でもここまで来たら後には引けず、なけなしのお金でショーケースに陳列されたルアーを買って帰ったのを今でも覚えています。(Balsa 50、Big Bud、Tournament Wormだったような?)当然ロッドとリールは手が出るはずもなく1,980円位の万能竿セットを使用していました。
さて、釣果の方はというと、ルアーの使い方が全く理解できていない小学生ですので毎回ボウズなのは当たり前です。いつになったら釣れるのかと思い投げては巻いてルアーを動かすという漠然とした行為をただただ楽しみつつ、ブラックバスを釣り上げている大人たちを「神」と思っていた苦い思い出があります。
続く…
今年最後の日となりましたが、皆さんどんな一年だったでしょうか?良くも悪くも明日になれば新しい一年が始まります。佐賀県臨床工学技士会をより良いものにしていくために来年も頑張って投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
最後に、佐賀県臨床工学技士会とブログをご覧になっている皆様共々、良いお年をお迎えください。
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