2016-04-16

〇〇のススメ! 番外編

 「平成28年熊本地震」被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。

 昨夜は突然の出来事でパニックになった方も多かったのではないでしょうか?現在も熊本では透析が行えない施設があるうえに、余震がいつ起こるかわからない予断を許さない状況となっているようです。

 話は昨日に戻ります…当日の夜、私が家でのんきにインターネットを楽しんでいた時に突然携帯が鳴り響きました。普段聞きなれない音に戸惑っているうちに、それが地震速報ということが分かり、どうなるんだろう?と考えている瞬間に揺れが到達しました。子供の寝室にある棚を押さえつつも、今までで一番大きな揺れかもしれない…などと考えているうちに揺れは収まりました。阪神大震災も近県で体験し、西方沖地震も福岡の実家で体験した私でしたが、やはり昨日の揺れが一番大きかったように思います。

 そんな中、先ず私は自施設の状況を確認すべく当直に電話するものの、予想通り電話がつながりませんでした。とりあえず足は病院へ…そんな状況の中、約10分後に当直から連絡があり、指示をだしつつ病院へ到着。無事30分程度で院内の状況を把握することができました。ここで、佐賀県臨床工学技士会の事務局へ連絡を入れようと電話をするのですが、いまだ電話がつながらない状況。そんな状況の中???嫁が実家のLINEグループとやり取りを行っている着信音だけが鳴り響いているじゃありませんか!!!以前、九州臨床工学会を行った際に連絡手段として作り、情報の共有手段として継続して使用していた佐賀県臨床工学技士会LINEグループがあるではありませんか!すぐさまLINEで他施設の状況を確認することに。なんと皆さんお忙しい中、30分程度で会員施設の6割程度の状況を確認することができたではありませんか!凄い!
 普段は学会や勉強会のみならず、飲み会などのお知らせなどを行うためのコミュニケーションツールのはずだったのですが、まさかこんなことで役に立つことになるとは予想していませんでした。実際のLINEグループ登録者数は会員の半数程度ですが、これを機に佐賀県全体に広げていくことができれば強い味方になるのではないかと考えるわけです。

 ということで、何が言いたいかと申しますと、
  ①今回の地震で改めて電話はあてにならないことが分かった。
  ②連絡手段としてLINE(SNS)は非常にパフォーマンスが高かった。
  ③日頃からLINE(SNS)を通して横のつながりを強化していたことが良い方向につながった。

 普段、平穏な日々を過ごしているときは、災害対策といっても教科書的なことしか思いつかないものなのですが、今回の地震である意味災害対策の一つの答えが出たのではないかと思いました。特に③はいろんな意味で重要なことだなーと感じました。

 I君が言っていた、「今後は、より強固な組織づくりと他職種との連携が重要になってくる。」という言葉通りになるように、今後もみんなで頑張りましょう。

 最後になりますが、熊本で勤務される関係者の皆様、大変な時と存じますが、くれぐれもご無理をなさらないよう、ご自愛ください。一日も早い復興をお祈り申し上げます。

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