2015-11-11

フットポンプの中央管理化から1年が経過して

管理人です。

深部静脈血栓症を防止するために用いられるフットポンプを昨年の10月から中央管理化しました。
目的は使用中の不具合を防止することや故障時における病棟間の貸し借りの手間を無くすこと、主に周術期で用いられることが多く、病棟から手術室に患者さんを搬送する時に一緒にフットポンプも持っていくという流れでしたので、そのあたりも改善したいと思い中央管理に移行しました。

当院でのフットポンプの中央管理の流れは、ほとんど手術室へ払い出し、手術室の器材庫に保管しています。これは毎朝、臨床工学技士が手術室の始業点検に入りますので、在庫をチェックし、不足分を補うようにしています。
手術室看護師は手術準備の時に手術室の器材庫から持ち出して準備します。
術後はそのまま、病棟へ上がり、使用します。
使用後は病棟看護師に臨床工学室まで返却してもらい、使用後の清拭と使用後点検を実施します。
また、臨床工学室にも常備していますので、手術以外で使用する場合は輸液ポンプやシリンジポンプと同じような貸出返却となります。

1年経過しましたので、中央管理前後で少し評価をしてみましたが、思ったような効果(数値)は表れませんでした。
貸出数は他の輸液、シリンジポンプよりも多く、使用後は確実に毎回返却してくれるため使用後の点検も大幅に増加し、臨床工学技士の負担も大きくなりました。
なので、数値には反映されなかったのが残念ですが、中央管理をすることで毎回臨床工学技士の手が入りますので患者さんや病院スタッフのお役には立てていると考えています。

経営会議のネタにならないかといろんな数値とにらめっこしていますが、数値だけではどうしても見えない部分だけど重要な部分もあります。伝える技術も必要となってきますが持ち合わせておりません。
もっといろんなことを学ばないといけないなぁと秋の夜長に感じている管理人でした。

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