2012-07-06

陛下、医療機器メーカー視察 新生児用人工呼吸器を見学

朝日新聞デジタルより

http://www.asahi.com/national/update/0705/TKY201207050336.html


天皇陛下は5日、埼玉県川口市の医療機器メーカー「メトラン」を視察した。ベトナム出身で、日本の国籍を取得した創業者の新田一福(にった・かずふく)〈トラン・ゴック・フック〉社長(64)から、同社が開発した人工呼吸器についての説明を聞いた。
 同社は、肺の機能が未発達の低出生体重児(未熟児)に負担がかからぬよう、リニアモーター技術を応用し、低い圧力で換気回数を多くする人工呼吸器を開発。国内の新生児集中治療室(NICU)の9割で使われ、新生児の救命や後遺症軽減に貢献したという。説明を聞いた天皇陛下は「よい機械が開発されてよかったですね」と話した。

新生児領域に関わる臨床工学技士はまだまだ少ないと思います。特に臨床の現場に踏み込んで活躍されている施設は少ないと思います。当院もNOなどには関わりますが、その他にはまだまだ踏み込めていないのが現状です。特にNICUは特殊な装置が使われるということだけではなく、超未熟児や新生児などの解剖生理もしっかりと勉強しないと踏み込めません。勉強不足をいつも痛感します。
しかし、先ほども記載したようにNICUには特殊な装置がたくさんあり、臨床工学技士が必要とされているのは事実だと思います。このメトランのピストン型HFOの人工呼吸器も当院には3台ありますが、看護師からの勉強会の依頼があります。(知っておかなければならないことや、回路構成、役割(インピーダンスバルブやなぜ呼気側が2本になっているのか)、ピストンの取扱い、回路交換の注意点などを中心に開催します。)
臨床工学技士がいることで少しでも安全に人工呼吸器が使用できるようになればいいと思い、毎日いろいろ悩んだりしますが、同じ思いをされている方もたくさんいらっしゃることだと思います。
いろんな方と情報交換をすることがどれだけ重要かということが認識できます。

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